ほどほどなるままに

マンモス防潮堤

高橋博之(東北食べる通信編集長)文=高橋博之(東北食べる通信編集長)写真=daily|2018年02月15日

マンモス防潮堤の建設が進む三陸の海。東北の山間部では、過疎化で人がいなくなった穴から警戒心の薄れた野生動物が人間圏に入り込み、農作物を食い荒らすなど深刻な被害をもたらしつつある。対策として、農地や集落に電気柵を張り巡らせる地域もある。海と山から自然に攻め入られ、人工物で迎え撃とうとする人間。その姿は、皮肉にもまるで動物園の檻に入れられてしまった動物のようである。突如出現した「巨人」によって滅亡の危機に追い込まれた人類を描いた漫画「進撃の巨人」も彷彿させる。

高橋博之(東北食べる通信編集長)

高橋博之(東北食べる通信編集長)

岩手県議を辞め、マンモス防潮堤に反対し、知事選に出馬。前代未聞の選挙戦で落選し、政界引退。事業計画も書けないのに事業家に転身。NPO東北開墾を立ち上げ、東北食べる通信を創刊する。 http://kaikon.jp