ほどほどなるままに

競争社会を生きる

文=daily|2018年02月26日

昨夜、3歳の息子と散歩していたら街灯の下で騒ぎ出したので、訳を聞くと、道路に映し出された自分の影が嫌で逃げているのだという。なのに、離れてくれないとブツブツ。その姿を見ていて、荘子が書いた話を思い出した。何かに追われ、追いつかれないように一生懸命走る。逃げても逃げても、何かは追いかけてくる。やがて疲れ果て、生き絶える瞬間、追いかけてきたのは自分の影だったと気づく。もっと早く気づいていれば走ることをやめていただろうに。競争社会を生きるぼくらは、一体誰と競い合っているのだろうか。

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